投資用語シリーズ今回は指数についてお話ししていきます。
「指数とはなんぞや」「なんで指数が大切なのか」について本記事で書いていきます。
インデックスファンドを理解するうえで、この「指数指標」は非常に重要です。
この指数指標を理解して初めてインデックスファンドを理解できると思いますのでぜひご覧ください。
投資用語シリーズ④ 指数(指標)とは
指数とは、株式や債券の市場全体の値動きや、ある特定の銘柄グループの値動きをあらわす指標のことです。
それぞれの指標は、構成銘柄を一定の算出方法に基づいて数値化したもので、市場の状況を表す指標の種類は
証券取引所や証券会社などが開発し発表しているものです。
投資用語シリーズ④ 代表的な指数(日本)
はじめに日本の代表的な株価指数には、日経平均株価(日経225)・東証株価指数(TOPIX)が挙げられます。
日経平均株価:日本経済新聞社が算出・公表している日本の株式市場の代表的な株価指数です。
日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場する約2,000銘柄の株式のうち取引が活発で流動性の高い
225銘柄を、日本経済新聞社が選定し算出しており、日本国政府の経済統計としても使われている。
東証株価指数(TOPIX):東京証券取引所に上場している日本の株式市場の代表的な株価指数です。
TOPIXは、東京証券取引所に上場しているすべての企業の時価総額を基に算出された株価指数であり、
日本の株式市場全体の動向やトレンドを示す重要な指標の一つです。
TOPIXは、日本国内の主要な企業の株式価格の変動を反映しており、投資家や市場関係者にとって
日経平均株価より重要視されている傾向にあります。
投資用語シリーズ④ 代表的な指数(海外)
海外においては、米国のNYダウ平均やS&P500、MSCIなどがあります。
ダウ平均は30の主要なアメリカ企業の株価の平均値を示す指数でアメリカの株式市場の代表的な株価指数です。
これらの企業は、アメリカの産業の広範な部門にわたっているので米国の株式市場全体の動向やトレンドを示す
重要な指標の一つとして、投資家や市場関係者に広く参照されています。
S&P500:アメリカの株式市場の主要な株価指数の一つで、スタンダード・アンド・プアーズが算出しています。
S&P500は500社の主要なアメリカ企業の株価を網羅しており、アメリカの経済の大部分を代表しています。
※GAFAM(Google/Apple/Facebook(Meta Platforms, Inc.に改名)/Amazon/Microsoft)やNVIDIA等
投資商品としても広く利用されているので、買われている方も多いのではないでしょうか?
MSCIシリーズ:モルガンスタンレーキャピタルインターナショナルが提供している投資指数です。
MSCI World Index(全世界)やMSCI Emerging Markets Index(新興国)MSCI USA Index(米国)や
MSCI Europe Index(欧州)MSCI Japan Index(日本)などの各株式市場を代表する株価指数などがあります。
投資用語シリーズ④ 指数がなぜ重要か
ここまで挙げた指数指標がなぜ重要なのか。
それは皆さんが購入しているインデックスファンドの多くが、この指標に連動するように設計されているからです。
指標が上がれば自分の投資信託も上がり、下がれば下がるというように、指数の状況によって
あなた自身の保有商品に影響があるからです。
以下が主要な指数の直近10年間のチャートです。※青色は日経平均株価です。
投資用語シリーズ④ まとめ
指数は日頃は意識しなくてもいいと思いますし、上がり下がりも気にする必要はありません。
ですが、自分が持っている投資信託がどの指標に連動して、どうして評価損益がこうなっているのかを理解する上では
必要は知識になりますので、ぜひご参照ください!
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