これだけは覚えてほしい投資用語シリーズ⑧ETFについて

ご覧いただきありがとうございます。

今回はETFについて投資信託との違い等についてまとめていきます。

基本的に投資を始めたばかりの方は投資信託(インデックスファンド)でいいと思いますが、

より投資を積極的に行いたいと思っている方はETFを検討してみてもいいと思います。

目次

投資用語シリーズ⑧ETFとは

ETFとは上場投資信託のことで、ざっくり言うと、投資信託と株式を合わせたイメージです。

ETFは証券取引所に上場され、株式と同様に売買されている投資信託で、指数や金価格などの指標と連動するように

設定・運用されています。※指数がわからない方はこちら

投資用語シリーズ⑧ ETFと投資信託の違い

様々な違いはありますが、大事な部分だけをピックアップすると、①買い方②コスト③機能面です。

投資信託を買う場所はファンドごとに証券口座や銀行、郵便局などで買えますが、ETFは証券会社のみです。

コスト面については、最近手数料がほぼかからないインデックスファンドの投資信託も出ていますが、

一般的な投資信託は①運用会社②販売会社③信託会社のコストがのってくるので、手数料(コスト)が高めです。

ETFは直接市場で買い付けるので、②販売会社が不要なため投資信託よりも低いコストで買うことができます。

機能面については、投資信託は積立設定をすることができますが、ETFはリアルタイムで注文・購入をするため、

自動積立投資が難しいのが特徴です。ETFの注文は株式同様に値段×1単元(取引単位)の口数(100口、10口、1口)

などの整数倍でしか買付できないので、3万円積立購入しようと思っても、きっちりとその金額を買付ができません。

※一部金融機関のサービスや新NISA制度では積立で設定することは可能

また分配金については、一部の投資信託(インデックスファンド)は基準価額に分配金が含まれているので、

分配をもらうことが出来ませんが一方で、ETFは分配金は別で投資家に分配されるため、受け取ることが可能です。

投資用語シリーズ⑧ ETFのメリット

ETFのメリット①は、以前記事でも記載したように「流動性」が高いことです。

またメリット②は「分散投資ができることです」投資信託なので分散効果が得られるのもいい点といえます。

またメリット③は「分配金を受け取ることができること」です。資産を取り崩す段階に入っている世代にはとっては、

分配金を受け取ることで、生活や娯楽に活用することできます。※一方でデメリットでもあります。。。

投資用語シリーズ⑧ ETFのデメリット

デメリット①は「分配金が再投資されず、利益に対して約20%の税金がかかること」です。メリットになる一方で

分配金に都度課税されると、利益が減り複利の恩恵を受けづらくなります。

※新NISA制度を利用することで、分配金も非課税になりますが、その際は受け取り方法を「株式数比例配分方式」

※各証券会社に預けてある数量に応じて配当や分配金を証券口座で受け取る方法を選択しておかなければいけません。

※確定申告は不要ですが、米国では課税されますので、注意が必要です。

デメリット②は「売買手数料がかかること」です。頻繫に売買を行うと手数料がその都度かかります。

投資用語シリーズ⑧ ETFを活用がオススメな人

最後にETFの活用がオススメの人ですが、私がクライアントにETFをおすすめしているのは主に高齢期の方です

若い世代はインデックスファンドで再分配を受け取らず運用することで複利効果を加速させ運用成果を高めることを

すすめていますが、高齢期になると、収入源が年金だけになり積立はストップ、資産の取り崩しに入ります

退職金などまとまったお金を新NISAの成長投資枠で一括で高配当ETFを買い付けすることで、

元金を取り崩すことなく、分配金を貰うことができれば年金+分配金で十分生活ができるようになります。

新NISA制度でもETFを購入できるようになり、ラインナップも少しずつ増えているので、上手いこと活用しましょう。

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