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最近「これから独立系ファイナンシャルプランナー(以下独立系FP)になりたい!」という方や、
「独立系FPって結局のところ金融機関や保険会社でくっつかないとご飯が食べていけないのでは?」
といった疑問や相談を受けることが増えてきたので、お話ししたいと思います。
フィーベースの独立系FPとは?
ファイナンシャルプランナー(以下FP)は、FP資格があれば資格のレベルを問わず誰でも名乗ることができます。
その中でフィーベースの独立系FPってなんだろう?というと、絶対的な定義はないのですが、
①金融商品や保険商品を売らないこと。②収入源はお客様からの相談料(フィー)が中心(ベース)であること
がフィーベースの独立系FPのことだと考えています。
フィーベースの独立系FPの特徴とメリットとは?
フィーベースの独立系FPの最大の特徴である「特定の金融商品や保険商品を売らない」ということは、
どこかの企業を贔屓して紹介するのではなく、顧客一人一人に寄り添ってクライアントファーストの観点から
その人に合わせたコンサルティングに徹することができるということです。
フィーベースの独立系FPの収入源は?
保険会社や金融機関と提携し、商品を売れば、売上の○○%や紹介料としてキックバックを得ることができます。
ですがフィーベースとは先述したように「保険商品・金融商品を売らない」「相談料だけで収入を得る」ということ。
フィーベースで売上を上げて、事業としてご飯を食べていくには正直かなり大変です。
現在のウィンカムの主な収入源は、トップページの料金体系にも記載していますが、
【通常相談(資産運用や相続、保険の見直し等)】1回2時間20,000円+税
【通常面談+提案書作成(キャッシュフロー・ライフプラン)】100,000円+税
【ライフブックサービスの提供(年間顧問契約)】〈初年度〉保有資産の0.5%相当額+税(最低料金10万円+税)【ライフブックサービスの継続】〈次年度以降〉保有資産の0.2%相当額+税(最低料金:6万円+税)
上記のような相談料の売上が中心で、その他の収入としては、セミナー講師、記事執筆などで頂く報酬があります。
他のフィーベースの独立系FPさんの中には相談業務の他に、書籍を出版したり、動画配信をしたり、様々な講演
などで売上を上げている方も多くいらっしゃいます。
フィーベースの独立系FPは結局のところ食べていけるのか?
ここまでフィーベースの独立系FPの特徴や収入源についてお話ししましたが、結局のところこのビジネスで
ご飯を食べていけるのか?という本テーマの回答としては、、、、、、、
「しっかりとしたビジネスモデルを構築すれば食べていける可能性が高いが、ハードルも高い」だと思います。
FP業でかかる経費については、また次回以降の記事で紹介しますが、
飲食店やお店などと違い原価がほぼないので売上がほぼ収益に繋がるビジネスモデルです。
例えば年収1000万円を目指すのであれば、どのようなビジネスモデルで売上を作るのかを考える必要があります。
①広く多くのクライアントを顧客にする方法(保有資産問わず):平均顧客単価10万円×100人
⇒メリット:広く多くの方がターゲットになる。デメリット:100人の顧客の対応はかなり大変。
②富裕層のみ顧客にする方法(世帯の保有資産5000万円以上):平均顧客単価:25万円×40人
⇒メリット:少ないクライアント数のため収益率がいい。デメリット:富裕層に出会う方法が難しい。
③講演活動や執筆活動で売上を上げる方法:平均講師料10万円×100回
⇒メリット:クライアント対応不要。デメリット:資料作成。講師として呼ばれるまでの実績や人気が必要。
フィーベースの独立系FP まとめ
これから独立してFPとしてビジネスをやりたい!という人に本当によく最近出会います。
同じ志しをもった仲間が増えるのは喜ばしい一方で、厳しい現実もそこにはあります。次回以降は、これから独立系
FPを目指す人向けに、必要なスキルやかかる費用、必要なツール等について書く予定なのでお楽しみに!
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