今回は投資の手法である分散投資について簡単に書いていきます。
いま実際にNISA制度やiDeCoで投資を行っている方、これから始めようと考えている方に
少しでも有益な情報になれば幸いです。
投資の基本:分散投資とは
リスクを減らす方法の一つに分散投資があります。分散投資には、「資産・銘柄」の分散や「地域の分散」などのほか、投資する時間(時期)をずらす「時間(時期)分散」という考え方があります。
投資の基本 : 金融庁 (fsa.go.jp)
資産・銘柄の分散
それぞれの資産・銘柄は、常に同じ値動きをするわけではありません。
資産や銘柄の間での値動きの違いに着目して、異なる値動きをする資産や銘柄を組み合わせて投資を行うことで
保有している資産・銘柄の間で生じる価格変動のリスク等を軽減することができます。
投資信託の中には、投資信託の運用者が、様々な資産や地域を対象に投資を行う「バランス型」のものもあります。
NISA等で買える投資信託で、バランス型の投資信託を買うと、様々な種類の資産を選択して自分で投資を行わなくても、
購入した投資信託のファンドマネージャーを通じて、「産・銘柄」や「地域」を分散させることが可能です。
地域の分散
投資対象の資産や株式等の銘柄に様々なものがあるのと同様に、投資する対象が存在する地域も日本には限られません。
したがって、投資対象の資産や銘柄の価格は、投資の対象となっているものが存在している国や地域の状況、
為替変動などによって、様々な値動きをすることになります。
つまり異なる状況にある地域の資産や銘柄、通貨を組み合わせて投資を行うのが「地域の分散」の手法です。
国内と国外、あるいは先進国と新興国のように、異なる国・地域の資産・通貨を組み合わせて投資を行うことで、
例えばある地域の経済状況の変化等によって、保有している特定の資産・銘柄が値下がりした場合には、
他の資産や銘柄の値上がりでカバーする、といったようにリスク等を軽減することができます。
これもNISA等の投資信託では、全世界株や欧州株、新興国株など、様々な地域を分けて買うこともできます。
時間(時期)の分散
「資産・銘柄の分散」や「地域の分散」で見てきたとおり、個々の資産や銘柄はその性質に応じて様々な値動きをします。
そこで、一度に多額の投資を行うのではなく、積立投資信託のように、少額・定期定額で投資を行うことを勧めています
この「時間(時期)の分散」の手法を採用すると、経済の動向等によって、高い価格で投資を行う時期と低い価格で投資を
行う時期が生じる(ドルコスト平均法)ことになりますが、長い目で見ると、一回あたりの投資価格は平準化されていきます
平均ではトータル4%程度のプラスになることはデータでも証明されています。
なぜ分散投資が大事なのか
上記で既に記載されているので、もうお分かりかと思いますが、一番のメリットはリスクの回避です。
分散投資を行うことで、一発大儲けは期待できないかもしれませんが、なにより安定した成果を上げるには
この分散投資が有効です。リスクの回避は基本です。ただし、お客様によっては許容できるリスクの度合いが
異なりますので、お客様に合ったリスクの許容度でアドバイスをさせていただきます。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
分散投資をする際には、投資信託を有効活用することが
重要です。株式会社ウィンカムは特定の金融商品・投資信託
を販売することはありませんので、お客様の状況にあった
提案をさせていただきます。
ご不明な点がございましたら、ぜひお問い合わせください
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