ご覧いただきありがとうございます。
今回は地方で独立系FPとして仕事をするとどんなメリットデメリットがあるのかについて
実際に地方（茨城県）で独立系FPをしている経験からリアルをお届け出来たらと思います。
※独立系FPとは、企業（金融機関、保険会社、不動産会社等）に属しておらず特定の商品を販売することなく、主に顧客からの相談料を収益の根幹にしているファイナンシャルプランナーのこと。
地方で独立系ファイナンシャルプランナーをするということ
本社は創業者である母の自宅兼オフィスが東京にありますが、私自身は茨城県鉾田市に住みながらFP業務を行っています。基本的には別記事でも書いたようなマーケティング活動を行いながら新規の集客を行っています。
また面談については、オンラインでの面談が多いので、基本的にはZOOMで対応させていただき、リアルでの面談を希望される方には東京のオフィスで面談を行っています。
※今のところ茨城県でのリアル面談のケースはほぼないですが、増えてくるようであれば、自宅兼オフィスを構えるかアクセスのいい場所にシェアオフィスを借りる予定です。
地方で独立系ファイナンシャルプランナーをするメリット ライバルが少ない
地方で独立系FPをする最大のメリットは、ブルーオーシャンであるということ。大都市においては、人口が多くビジネスチャンスも多いかもしれません。一方で、同業の独立系FPさんも多く活躍しているので、経験や実績で判断されたときに、駆け出しのFP事務所だと選ばれる可能性が低くなってしまいます。
ですが、地方都市は、そもそも独立系FPが少ないため認知度を上げていければ顧客を独占できる可能性が高いことでしょう。例えば以前紹介した集客方法の一つにFP協会のCFP検索というものがありますが、これでCFPを検索すると東京都では347人、神奈川県は131人、大阪府は96人ですが、茨城県は14人と母数が全然違うのがわかると思います。
※なので早くCFPを取りたい・・・・！！！！
地方で独立系ファイナンシャルプランナーをするメリット 時代の流れに合う
ふたつめは今後地方での独立系FPがより必要になってくる流れになってきているということ。
大きな流れとして後押しになるのが2024年～NISA制度が拡充し、貯蓄から投資へと「資産運用」を国民に広く促したことからも分かるように国としては今後も投資に対して積極的な方針を打ち出していくことが予測されます。その際には地方において顧客本位の立場でクライアントファーストでアドバイスができる独立系FPは今後ニーズが高まっていくことになるでしょう
また元々の住民さんをターゲットにすることも重要ですが、地元の方達は「代々銀行さんに全部任せているから大丈夫」「地銀さん、保険会社の○○さんとは長い付き合いだから契約を切れないのよ」みたいな話は本当によく聞きます。お付き合いという文化が根強い田舎では尚更牙城を崩すのは至難の業です。
一方でまたコロナにおいて地方移住や2拠点生活が注目され、地方に都心部から移住する人も増えてきています。都心部にいてマネーリテラシーの高い人達が地方に移住した際に、金融機関や保険会社ではなくクライアントファーストの独立系FPを探すケースも多くあります。その受け皿になることができれば大きなビジネスチャンスになるでしょう。
地方で独立系ファイナンシャルプランナーをするデメリット認知度がない
デメリットは上記にも書いたように、地元の金融機関、保険会社との結びつきが強いことでしょう。また独立系FPという存在がまだまだ知られておらず、独立系FPと名乗っても結局のところ「商品を売るんでしょ」というイメージを拭いさることが結構難しいです。。
またネットで関連キーワードを検索しても、上位にくるのは、「独立系FP 名古屋」「独立系FP 福岡」「独立系FP 横浜」などで地方都市ではそもそも「独立系FP+○○（都市名）」という検索は全くされていません。HPからの集客に頼るのではなく、まずは地域に密着して地道に活動をする必要があります。
地方で独立系ファイナンシャルプランナーをするということ まとめ
地方で独立系FPをすることは、軌道に乗るまでは地道な活動が多いですが、地域で実績と経験を積めばブルーオーシャンの中でビジネスを行うことができます。実際に私の周りでも、秋田で1年先までの個別相談が埋まっているFPさんもいますし、京都で引く手あまたのFPさんもいらっしゃいます。成功の秘訣をみてみると、地道に、マメにコツコツと実績を積み上げて、評価が高い（信頼されている）ことではないかなと思います。
これから地方で独立系FPとして頑張りたい方に少しでも参考になれば幸いです。
コメント