新シリーズ④CFP合格への道~不動産運用設計の勉強方法について~

ご覧いただきありがとうございます。

今回から、「CFP合格への道」シリーズとして、各科目の勉強方法について詳しく書いていきます。

第2回目は「不動産運用設計」です!あまり生活になじみのない不動産分野にどのように挑んだのかを公開します。
全科目共通の勉強方法については過去記事をご覧ください。

金融科目の勉強方法については以下記事をご参照ください。

目次

CFP合格への道 ④不動産運用設計の出題範囲

出題範囲を過去のデータからまとめると、以下の通りです:

  • 不動産に関する法令・制度(民法・借地借家法・登記制度・土地利用等)
  • 不動産取得・保有(手続き・固定資産税・不動産取得税等)
  • 不動産の運用(収益率の計算・レバレッジ・賃貸借契約等)
  • 不動産の売却(譲渡所得・取引事例比較法を用いた計算・原価法の計算等)
  • 価格評価(公示価格・路線価による計算・等価交換)
  • 不動産と税金(相続税・贈与税・買い替えの特例・ローン減税等)
  • その他(土地白書・時事問題)

過去の平均合格率は35.5%で金融に次いで2番目に低いので、それなりに難しい分野かもしれません。(※平均合格率は過去2018年~2021年度までに実施された試験の合格率から算出)

ただ金融との大きな違いは「過去問がある程度通用する」という点です。土地白書や不動産市場動向マンスリーレポートなど時事問題も2.3問でますが、計算問題は比較的過去問に近いものが出題されています。

CFP合格への道 ③受けた順番と勉強方法

前回記事ではなしたように、「金融は後回しにする」作戦だったので、試験日が同じ1週目で2代巨頭である不動産運用設計は先に受けることにしました。

また同じ週にあるライフプランニングは前年に受かっていたので、翌週の相続・事業承継設計と組み合わせて受けることにしました。他の科目も同様でしたが、1週1科目受験だと、直前1週間はその科目に専念できるのでおすすめです。

1.精選過去問で勉強し、計算問題は完璧に対策する。

不動産運用設計は過去問がある程度通用するので精選過去問集を使い、基本的な計算問題・パターンを理解し、解き方を身につけました。

計算問題のポイントは「何が問われているのか?」です。容積率なのか?建ぺい率なのか?Aさんの面積なのか?Bさんの面積なのか?C社の面積なのか?ここが理解できていないと点数を伸ばすことができません。ここらへんを抑えることで、25点程度は得点可能だと思います。また単位(円or千円、月額or年額、小数点以下第〇位)などにも注意しましょう。ケアレスミスは本当にもったいないです。

2.徹底して暗記(数字・日付まで細かく漏れなく覚える)

不動産分野では、税金や特例、法令が多く出題されます。各種税制優遇の対象や期間、控除される金額などメジャーなものは漏れなく覚えるように徹底しました。似たような特例や法令があるので、ごちゃごちゃに混ざらないように注意しましょう。さらには組み合わせて使える制度、そうでない制度などもあるので、ここも計算問題同様にケアレスミスをなくすために徹底的に暗記。

3.意外と日本語に苦戦する(以下・北向き、正面・側面etc)

これは本質的な部分からは少し外れるかもしれませんが、文章問題然り、計算問題のおいても、「出てくる単語」「日本語」の意味を理解することが重要です。

例:取引事例地の標準化補正率(Y)は、角地の補正率および接道方位の補正率(北向きを標準
とし、南向きから北向きに補正する)
の相乗(掛け算)により求める。

慣れてくれば問題ありませんが、当日限られた試験時間の中で問題を解くというプレッシャーを受けると、混乱する場合もあるので、これも過去問を繰り返し解いて自信持つことが大切です。

合格への道 ④まとめ 

ご覧いただきありがとうございました。今回は「不動産運用設計」にフォーカスして勉強方法を解説しました。

不動産運用設計は、馴染みのない人にとってはとっつきにくい分野かもしれませんが、ここをしっかり学ぶことで、「宅建資格取得」への足掛かりにもなります。親和性も高いので、ダブルライセンスを持たれている方も結構います。

そして次回は【タックス】の勉強方法や勉強時間について公開予定です。全ての道は「タックス」に通ずるといっても過言ではありません。どうぞお楽しみに!

個別相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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