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「CFP合格への道」シリーズとして、各科目のライフプランニング・リタイアメントプランニングの勉強方法について詳しく書いていきます。
第4回目は「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」です!【FPの真髄、心臓の部分】を学べる分野になります。
全体の方法については過去記事をご覧ください。

CFP合格への道 ⑤ライフプランニング・リタイアメントプランニングの出題範囲
出題範囲を過去のデータからまとめると、以下の通りです:
- ライフプランニングの考え方と手法
- ファイナンシャル・プランニングの基本概念、プロセス
- キャッシュフロー表の作成と活用
- 社会保険
- 公的医療保険(健康保険、国民健康保険など)
- 公的年金制度(国民年金、厚生年金、企業年金制度など)
- 介護保険制度、労働者災害補償保険、雇用保険
- 年金・退職金制度
- 公的年金(老齢年金、障害年金、遺族年金など)
- 企業年金(確定給付企業年金、確定拠出年金など)
- 自営業者向け年金(国民年金基金、小規模企業共済など)
- 退職金制度の概要
- ライフイベントと資金計画
- 教育資金の準備(学資保険、奨学金など)
- 住宅資金計画(住宅ローン、住宅取得支援制度)
- 老後資金の準備
- リタイアメントプランニング
- 老後の生活設計
- リタイア後のキャッシュフロー管理
- 高齢期の生活費や医療・介護費の見積もり
- 関連法規・制度
- 税制(所得税、相続税、贈与税の基礎)
- 相続・贈与・遺言の基礎知識
- 成年後見制度
過去5年間の平均合格率は35.9%です。他の科目同様の水準で近年は難化している印象を受けます。
CF表や6つの係数、奨学金の計算、最低賃金や各種手当等の計算は定番問題が中心で、計算問題の中でも知識も問われるので、細かい部分も抑えないと引っかけに簡単に引っかかるため、公式を暗記するだけでなく、使い方、制度の仕組みを理解することが重要です。
CFP合格への道 ⑥ライフプランニング・リタイアメントプランニングの勉強方法
前回記事で、まず先にタックスプランニングを受けてください!!!と書き、別日である「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」を一緒に受けるのをおすすめしました。
どちらも計算問題は多いですが、タックスプランニング同様にこの科目も、実務に近いのでCFP試験の取っ掛かりとしては、学びやすい印象です。
1.精選過去問で勉強し、計算問題をマスターする。
CF表の穴埋めはケアレスミスに注意して対応すれば傾向は同じなので対応は可能だと思います。ローンの返済額や退職所得、各種手当(雇用・傷病等)の計算は制度の知識も踏まえて問われますが、抑えれば理解できるかと思います。
一方で多くの人が躓くのが「6つの係数」です。必ず出題されますが、「いま何を求められているのか」「その場合どの係数を使うのか」「時系列は?」を理解していないと全く解けません。図(イメージ)で捉えると理解しやすいと思うので何度も繰り返し演習を行い完璧にマスターしましょう!!!
2.実務に生きる!試験終わっても本当に役立つ!
タックスプランニング同様にライフプランニング・リタイアメントプランニングも実務に多いに役立ちます。CF表はまさにいま実務でやっていることまんまですし(実務はもちろんシステムで自動計算ですが!)社会保険や住宅ローンの計算なども実務をやっていて役立っているので、いつかこの知識は役立つと確信して学びましょう!
3.時間に余裕を持つことが何より重要
他の科目の記憶を思い返すと「時間に追われてピンチ!」みたいな記憶はないのですが、、、ライフプランニング・リタイアメントプランニングは時間に追われます。CF表の穴埋め6つの係数など問題を解くときに冷静に対応することが重要です。焦ると詰みます。本当に…
合格への道 ⑥まとめ
ご覧いただきありがとうございました。
今回は「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」にフォーカスして勉強方法を解説しました。
計算問題だけでなく知識の深さも問われるのがこの科目の特徴です。定番問題はありつつ満遍各分野から出題されるのでヤマを張ることは難しいので過去問をしっかりやりこみましょう。
次回は【リスクと保険】の勉強方法や勉強時間について公開予定です。
個別相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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