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今回はコンビニや銀行ATMで、時間外取引にて手数料を支払ってお金をおろしている人へ伝えたい「手数料の恐ろしさ」についてお話ししていきます。
皆さんは月に何回ATMからお金をおろしていますか?
キャッシュレス化に伴いATMでお金をおろす回数が年々減っている傾向にはあるもののオールアバウトの調査で「月何回、ATMからお金をおろしていますか?」に対し、1位「月1回」30%、2位「月2回」24%、3位「月1回より少ない」19%という結果が出ていて合計すると70%前後の方が月に1回~2回引き出しをしているそうです。
私も基本的な支払いは〇〇payやクレジットカードなどでキャッシュレスで済ましていますが、飲み会や子供の雑費など現金で支払うケースもあるので、やはり月1回給料日にまとめて必要な金額を引き出しています。
ATMからお金を引き出す際にかかる手数料について
引き出す際に気を付けなければならないのが手数料です。各金融機関に手数料が様々なので全てを網羅することは出来ませんが、時間外やコンビニATMで引き出す場合には110円~330円程度かかります。
この手数料について皆さんは意識していますでしょうか?意識せずに手数料を支払っていますか?
金融機関の金利引き上げ 【普通預金金利は20倍に!】
日本銀行が2024年3月19日にマイナス金利政策の解除を決めたことにより、三菱UFJ銀行と三井住友銀行は同日に、普通預金の金利を現在の0.001%の20倍に相当する0.02%に引き上げることを決定。みずほ銀行とりそな銀行、三井住友信託銀行などのメガバンクや地方銀行にそれを追随する形で金利を引き上げることを発表しています。
これまでの金利0.001%で100万円を普通預金で預けると1年間で100万9円(税引き前利息10円・税引き後利息9円)にしかならなかったのが、金利引き上げに伴い0.02%になると、100万160円(税引き前利息200円・税引き後利息160円)になります。1年間で見て151円の差が出ると印象としては大きな増額になった感じがします。
ですが、インフレが進む日本においては金利引き上げ後の利回り0.02%でも物価の上昇に対応するのは難しいでしう。
その手数料って利回りで考えると何年の損?
金融機関の金利引き上げに伴い利息が増えることが予測されますが、先ほどの手数料を利息と比較すると恐ろしいことがわかります。例えば飲み会前に現金がないことに気付き時間外取引で330円支払ってお金を支払った場合、単純計算すると金利引き上げ後100万円を預けた利息が160円なので、この手数料を取り戻すためには約2年かかります。金利引き上げ前の利息で計算すると手数料を取り戻すにはなんと約36年もかかります。
まとめ
普段手数料を全く気にせずに引き出しをしている人は、一度金利と手数料を比較して考えるのがいいでしょう。また引き出す際には、提携しているATMなら無料で引き出したり、手数料がかからない時間に引き出しましょう。金融機関によっては「月内〇〇回以内なら引き出し無料」「預入残高の割合に応じて手数料が月に1回まで無料」などの仕組みを用意していることがあるので、うまく活用して手数料がかからないようにしましょう。
手数料も塵も積もれば山となります。手数料をなるべく抑えることはもちろんですが、資産運用を取り入れて普通預金金利0.02%より高い利回りで運用することで将来に備えていきましょう。
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