ご覧いただきありがとうございます。
今回は前回の記事に続いて、投資の基本「長期投資」について記事にしております。
昨今投資詐欺のニュースを目にすることも増え、ファイナンシャルプランナーとしては
報道を見るたびに、悲しい気持ちになると同時に、より多くの方に正しいお金の知識を
身につけてもらい、マネーリテラシーを高めていかないといけないなと感じております。
長期投資とは
金融庁のホームページでは、長期投資について以下のように記載があります。
投資には、中長期的に行っていくことで、投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていく「複利」の効果があります。「投資期間」と「複利」の効果には関係があり、投資期間が長いほど、複利効果も大きくなる傾向があります。また投資期間が長いことで、投資による価格変動リスクが小さくなり、安定した収益が期待できます。
投資の基本 : 金融庁 (fsa.go.jp)
分散投資とあわせて「長期投資」を行うことでリスク(プラスもマイナスも含む利益の振れ幅)を小さくするだけでなく、
利息が利息を生む「複利の効果」も期待できます。
長期投資の重要性
皆様投資と聞くと、真っ先にイメージするのは、大型のPCを何台も並べて、株価チャートを見ながら
売り買いを一瞬一瞬で行っていくデイトレーダーを想像しがちですが、
あれで稼げる人はほんの一握りの天才か奇才でしか不可能です。
投資の基本は、リスク回避と地道にコツコツが基本です。
長期投資は簡単に言うと、我慢強く、利益が出ても使ってしまわずに、未来のために再投資しようということです
下は金融庁のHPから抜粋した投資機関と複利効果の関係の図です。
長期投資の注意点
上記の図を見てください。よりイメージしやすく解説すると
一方
複利効果を利用すると、10年後には、約60万円も差がついています。
長期で投資を行うことで、複利の効果を最大化していくことができます。
でも実際に長期投資したら効果があるの?
下記は保有期間1年と10年のリスクの比較です。
保有期間1年では、最大リターンと最小リターンのブレ幅がかなり大きいことがわかります。
逆に保有期間10年では、そのリスクが小さいことがわかります。
保有期間が長ければ長くなるほど、このリスク幅は小さくなる傾向にあります。
長期投資のデメリットは?
結論から言うと、デメリットは少ないのですが、強いて言えば
期間が長期になり、リスクが少ないので、投資自体は味気なく、つまらないと感じるかもしれません。
また長い期間ですので、辛抱強い投資の姿勢が必要です。
また何度も繰り返しになりますが、投資にリスクはつきものですので、元本割れリスクも0ではありません。
ですが、分散投資と組み合わせることで、0に限りなく近い数字までリスクを回避することは可能です。
最後に
ご覧いただきありがとうございます。
前回の記事「分散投資」と「長期投資」は
投資の基本であり、リスクの最大回避の手法です。
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