ご覧いただきありがとうございます。
今回は手数料についてお話ししていきます。手数料は非常に重要で、皆様の将来の利益に大きく関わる部分です。
手数料について各金融機関や証券会社は各ページに小さく入れ込んでいるケースも多いため
パッと見て分かりやすいものではありませんので、きちんと理解していきましょう。
投資用語シリーズ 手数料とは
まず手数料がかかるシーンは大きく分けて3つの場面でかかることが多いです。
後ほど説明しますが「買い付け手数料・運用管理費用(信託報酬)・換金時(信託財産留保額)」です。
この手数料侮るなかれ。この手数料は、金融機関・証券会社にとっては貴重な収入源です。
手数料を気にせず商品を選択すると、知らず知らずのうちに多くの手数料が取られ結果として、
期待するリターンがほとんど得られない!なんてこともあり得ます。
投資用語シリーズ⑤ 手数料
まず証券会社の画面でどこに手数料が書いてあるのか確認しましょう。今回は楽天証券でみます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を例に見ますと、手数料らしきものを探してみて見ると
①買い付け手数料②運用管理費用(信託報酬)というのが見つけられます。
では具体的に各手数料等についてみていきましょう。
投資用語シリーズ⑤ 手数料①購入時手数料
商品を購入する際、販売会社に「買い付け手数料」を支払います。だいたい0%~3.3%程度かかります。
購入時に一定割合の手数料がかかる場合があり、元本から差し引かれて投資に充てられるため、
手数料が高い場合には、実際に投資される金額は購入額よりも少なくなります。
インデックスファンドなど商品によっては、0%で全くかからないものもありますが、
アクティブファンドファンド等の一部の商品は、2~3%かかるものもありますので、確認が必要です。
投資用語シリーズ⑤ 手数料②「運用管理費用(信託報酬)」
運用管理費用(信託報酬)は保有しているときにかかる費用です。だいたい0.06~3.3%程度かかります。
別途支払うものではなく、保有商品の中から純資産額に対して○○%といったように、毎日差し引かれます。
信託報酬もファンドによって異なりますが、保有している期間毎日かかるため20年30年長期投資していくと、
20年30年ずっと信託報酬がかかることになりますので、これも必ずチェックしましょう。
投資用語シリーズ⑤ 手数料③「信託財産留保額」
先ほどの画像にはなかったですが、信託財産留保額は、投資信託を解約(売却)する際に支払う費用です。
だいたい0%~0.75%程度ですが、差し引かれないファンドも多くあるため、あまり気にしなくていいと思います。
投資用語シリーズ⑤ インデックスファンドとアクティブファンドの比較
冒頭インデックスファンドの人気商品であるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をみましたが
アクティブファンドの(楽天日本株4.3倍)と比較してみましょう。
買い付け手数料・信託財産留保額はともに0円ですが、信託報酬が大きく違うことがお分かり頂けると思います。
投資用語シリーズ⑤ まとめ
ご覧いただきありがとうございました。
積立設定や一括購入する際にはこの手数料については意識して見るようにしましょう。
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