ご覧いただきありがとうございます。
今回はJ-FLEC(金融経済教育推進機構)の認定アドバイザーに応募した件について思うところや所感について話していきたいと思います。Jフレックの概要については以降出典元でリンクを貼っておきますので割愛します。
今後応募する方の参考になれば幸いです。またぜひ書類選考、面接を経て合格された方の情報をお待ちしております。
Jフレック認定アドバイザーとは
J-FLECが定める認定要件に合致し所定の審査を通過した個人を、一定の中立性を有する顧客の立場に立ったアドバイザー(「J-FLEC認定アドバイザー」)として認定しています。(出典:J-FLEC 金融経済教育推進機構)
認定アドバイザーになると、①認定アドバイザーの称号が使用でき、②所定の手続きを経ると「J-FLECはじめてのマネープラン」割引クーポンの対象事業者となることができます。※個別相談時にその費用の一部を国が助成。
認定アドバイザーの認定要件は下記に該当しないことが条件です。
- 金融商品の組成・販売等を行う金融機関等に所属している
- 金融商品の組成・販売等を行う金融機関等から、顧客に対するアドバイスの信頼性・公正性に影響を及ぼし得ると考えられる報酬を得ている
- 家計管理、生活設計、NISA・iDeCo等の資産形成支援制度、金融商品・サービス、消費生活相談等に関するアドバイスを提供するために有益な資格(CFP®、AFP、FP技能検定(2級以上)、外務員(1種)、弁護士等の士業、消費生活相談員など)及び一定の業務経験(原則として当該資格に関するもの)を有すること
- 法令諸規則違反等による、刑事罰、処分その他の措置を受けていないこと
- 反社会的勢力ではないこと
- その他、金融経済教育推進機構が不適当と認めた者でないこと
端的に言うと「金融機関等に属さず、また独立系であってもどこかの会社からキックバックをもらっていないこと」が大きな認定条件になっています。
応募開始後すぐに応募⇒1週間ちょっとで不合格通知
私も募集開始後、すぐに応募しましたが、結果は「不合格」になりました。
そもそもなぜ応募しようと思ったのかですが、ぶっちゃけあまり深い考えはなく「認定アドバイザーの称号がないよりはあった方が良くない?」「使える制度は使いたい」くらいの気持ちで応募しました。
応募フローはこんな感じで書類選考で不合格通知。
なんで不合格だったのかは教えて貰えないので、自分分析すると・・・(後で覆されることになりますが)
- CFPを保有していない
- 学歴は普通(名門校ではないし、専攻も金融系ではない)
- 経歴も至って普通(金融機関や保険会社の勤務歴なし)
- 実務歴が短い(3年くらい)
書類選考の段階では「どんなサービスをどういう風に提供しているのか、料金はどうなっているのか」等を伝えることは難しいので、保有資格や実務歴で足切りをするとなれば、「AFP認定のなんの変哲もない実務歴3年」は冷静に分析すると確かに弱いとも思います。なので不合格通知を受けた時も「やっぱり落ちるよな」くらいの感覚でした。
ただ独立系FP業界を牽引されているベテランの方(CFPホルダー)の方々にも不合格通知がきているとのこと。(なんで?)また逆に既に合格している方もいたので、お話しをお伺いすると・・・
8月の正式な募集開始以降〝表のルート″で合格している人は今のところ私が知る限りでは一人もいません。
一番進んでいる人で面接のスケジュールを調整中の方がいるくらい。(噂によると応募者数は1,200人でそれを捌いている担当者は数人程度とのこと・・・それじゃ回らないし、一定の足切りラインはありそう・・・)
そもそもこの「認定アドバイザー」に価値はあるのか?
色々と情報を収集をしたり、FP協会の某理事長と直接お話しをさせて頂く機会があり話している感じからも「FP協会」ひいては、「フィーオンリーのファイナンシャルプランナー」自体がJフレックの認定アドバイザーにおいてはあまり必要とされていないと感じました。
一般募集前に既に合格されている方の情報が公開されていますが(下図参照)、これまで日銀(金融広報中央委員会)・日証協・全銀協・投信協の講師派遣事業に従事していた既存講師(金融広報アドバイザー、金融・証券インストラクター、金融インストラクター、投資信託協会講師)等は先行してJ-FLEC認定アドバイザーになっています。
まとめ
ご覧いただきありがとうございました。
正直なところ認定アドバイザー制度の情報が世に出た時は「独立系FPにスポットライトが当たる時がきた!」と期待を抱いていました。既存顧客がたくさんいるベテランFPにとっては、認定アドバイザー制度は魅力的ではなく「利用できるならしようかな」「しばらくは様子見かな」程度の意見を多く聞きます。
ですが、「これから独立系FPとして頑張ってやっていこう!」「認定アドバイザー制度を上手く活用していこう!」と期待をもっていた駆け出し独立系FPにとっては、厳しい現実を突き付けられました。
選考基準、再申請が可能か否か、割引クーポンの運用方法等不透明な点が多いので、私自身はまずはCFP試験に合格し、実務経験を積むことを優先に活動していきます。また引き続き各方面からの情報収集を行いますので、新しい情報があればX等SNSでもお伝えしていきます。個別相談や資料請求は下記リンクから!
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