よくある質問シリーズ⑮NISAで積立設定した後にほかの投資もやるべきか

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本日はよくある質問シリーズ⑮で、「NISAは既に活用していますが、余裕資金があるのでNISA以外でも投資したほうがいいでしょうか?その場合はオススメのものはありますか?」についてお話ししていきます。

※4月からは業務の関係で週に一本の投稿を予定しております。

目次

寝ても覚めてもまずはNISAの上限を埋めることに全力を

既にNISAを活用している人も年間上限360万円が埋められていない人はまずはNISA枠を埋めるようにしましょう。

年間上限360万円と言っても積み立て設定の上限はボーナス設定をしない場合は最大30万円です。それでは360万円埋めるのに12か月かかるので余裕資金がある場合はボーナス設定を上手く活用しましょう。ボーナス設定を活用すると一気に枠を埋めることができます。税制優遇を利用しない手はないので年間上限360万円を優先的に活用しましょう。

年間上限360万円が埋まっている人の次の運用先は

ではボーナス設定で360万円を早々に埋めてしまった人は、余裕資金を遊ばせるのは経済合理性から考えるともったいないのでご自身にあった制度で運用を検討しましょう。関連記事は以下もご参照ください。

①特定口座で運用する。※特定口座とは投資商品を保有する際に用意されている口座のひとつで金融機関が私たちに代わって、保有する投資商品の譲渡損益を計算して「年間取引報告書」を作成。源泉徴収ありの口座と源泉徴収なしの口座がある。メリットは運用することで利回りの恩恵を受けられること。デメリットは運用益に対して約20%課税されることでしょう。

②配偶者もNISAを始める。※配偶者がいる場合には活用できる。メリットはNISAの枠を夫婦それぞれで活用できるので世帯合計で3600万円枠を利用できます。デメリットは配偶者に資金を渡す場合には贈与税に注意する。

③iDeCoを活用する。※年間上限は加入区分により異なる。メリットは非課税期間無期限で掛金が全額所得控除になるり運用益も非課税になること。デメリットは原則として60歳まで引き出しが不可な事には注意する。

④企業型DC(企業型確定拠出年金)制度が職場にあれば活用する。会社に確定拠出年金の制度が導入されている場合は活用することもありです。メリットはiDeCo同様に拠出金が非課税になり運用益も非課税です。また退職時一時金として受け取る場合は退職所得控除の扱いになり年金として受け取る場合は雑所得扱いとして公的年金等控除が受けられることです。デメリットはiDeCo同様に60歳以降まで引き出せないこと。投資先が会社が選んだラインナップなので地雷商品が隠れていることもある。

資産運用ではなく、自己投資・目的資金に使うのも大いにあり

余裕資金を遊ばせておくのはもったいないですが全てを運用に回すのも考えものです。下記記事にも書いていますが、余裕資金があるうちに自分への投資や夢や目標の実現のためにお金を使うのもいいと思います。

新しい資格や技術取得に投資をすることで将来の収入が上がるかもしれません。また環境や設備(住まいや家電)に投資することで生活の質が向上し快適な暮らしを確保することができるかもしれません。自己投資は「現在を楽しむこと」と「将来の自分の生活の質・収入を上げるための素晴らしい投資」です。投資一辺倒になるのではなく一旦自分の人生と向き合って資金の割り振りを考えましょう。

逆に絶対にやっていけないこと

リスクリターンを理解した上で自己責任で行い趣味や興味の範囲であれば構いませんが、余裕資金があるからと言って個別株・アクティブファンド・不動産投資(ワンルームマンション等)・ベンチャー企業への投資・定期預金での積立・AIによる運用・実態の分からない投資やパチンコ・競馬・競艇などのギャンブルなどに大切なお金を使うことは「手数料とリスクが高いこと」「リスクとリターンと天秤にかけたときに釣り合わない」ことが多いため避けた方が無難でしょう。

まとめ

まずはNISA制度を有効に活用することを優先的に行い、その上で個々にあった制度や考え方に基づいて次の投資を検討するようにしましょう。株式会社ウィンカムではNISA口座開設のサポート・投資商品の選び方・各種税制優遇制度の有効活用について対応させていただきますので、ぜひお問い合わせください。

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