周りに聞いた「NISA(資産運用)を始めていない・やりたくない」理由

ご覧いただきありがとうございます。

新NISAが始まりはや2ヶ月あまり、NISAという言葉もだいぶ浸透し、周りでもこのタイミングで始める人も増えてきました。新NISAから新しく始められた方は、2ヶ月経過しましたが順調に積立できていますでしょうか?積立息切れしていませんか?一方で、周りの友人・知人・SNSを見ているとまだ始めていない人も多い印象です。

そこで、今回は「なぜまだNISAを始めていないのか」について実際に聞いた話から、考察していきたいと思います。

目次

資産運用を始めていない・やりたくない理由 「よく分からないから」

正確な人数をカウントしたわけではないので、順位付けは適当ではないかもしれませんが、多くの意見として

「よく分からない」という意見が圧倒的多数でした。

YouTubeやX、WEBで「資産運用」「NISA」と検索するとあらゆる情報が出てきます。非常によくまとめられているなと関心して眺めていますが、一度自分の頭をフラットにして、私自身まっさらな状態でこのNISA制度について眺めた時に、「非課税保有期間の無期限化・口座開設期間の恒久化・つみたて投資枠と、成長投資枠・年間投資枠(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円)・非課税保有限度額は、全体で1,800万円。(成長投資枠は、1,200万円。また、枠の再利用が可能。」等々・・・・???

一般の方目線で、何もわからない状態でこの説明を読んだときに、おそらく言っていることすら意味不明に感じるだろうなと思いました。知らない言葉、単語が出てきただけで急に距離が生まれ「よく分からない」「お手上げ」状態になった経験は皆さんにもあるかと思います。

この原因はまず「日本の金融教育自体が進んでいないこと」が大きく影響し、このような資産運用に対する知識・経験を学ぶ機会がなかったためだと考えられます。

資産運用を始めていない・やりたくない理由 「資金がない」

またこれもよく聞くのが、「お金がない・お金があっても投資に回す余裕資金がないから始められない」です。

いまの日本は、物価は上昇しているにもかかわらず、賃金は上昇しないor上昇していても、物価を越えるほどの上昇がない経済状況です。毎月の収支がギリギリの状況では投資に資金を回す余裕がないのは理解できます。また資産運用を始めるのに、早い遅いは関係なく、複利の恩恵を受けるためには、出来る限り一日でも早くから始めることが重要ですが、若い世代は人生の3大資金のうち、今後2つ(住宅・教育)に掛かるお金も必要になってくるため、より一層家計に余裕がないことも理解できます。

投資は将来のための種まきです。明日明後日で急にお金持ちになることはないので、「まさにいまお金が必要」な方にとっては種まきより先に優先することが多いために「投資を始めていない」「始めたくても資金がないために難しい」となるのはある意味しょうがないのかもしれません。

資産運用を始めていない・やりたくない理由 「怖い」

またよく聞くのは、「投資って怖い」という声です。資産運用を始めていくにあたり、クライアントとのミーティングでは必ず「資産運用と聞いてどんなイメージを持たれますか?」とお聞きします。多くの方がこの質問に対して「怖い」というネガティブな回答をされ、私の友人も同じように「資産運用ってなんだか怖い」というイメージを持っていました。

「怖い」というイメージは、推察ですが、「投資」と聞いて思い浮かべるのがモニターの前に張り付いて、毎秒変化する画面で価格を見ながら、上がったり下がったするタイミングで売り買いを行っているイメージではないでしょうか?

人間はマイナスなことの方が記憶に残る傾向にあります。投資で莫大な利益を出している人を見たこともあるはずですが、それよりも一瞬でウン千万、ウン百万を失ってしまうような人のイメージが強く残っていることから、このような「怖い」という印象が強く頭の中に残っているのではないかと思います。

また1990年代のバブル経済崩壊以降、多くの人々が投資に対する信頼を失ったことで投資に慎重になり、そのような上の世代の保守的な姿勢が、下の世代にも影響を与え、今日に至るまでの預貯金信仰になったのではないでしょうか。

資産運用を始めていない・やりたくない理由 「元本保証が好き」

また誰しも元本を失うのは嫌です。出来れば元本保証のあるものを保有していたいと思うのは当然のことです。上記で記述したような預貯金信仰の影響がこの元本保証が好きだから投資を避けることに繋がっています。

NISAに限らずですが資産運用はリスクがあります。リターンを得るためにはリスクを受け入れる必要があります。ですがこのリスクはコントロールすることができます。このコントロールできるということを多くの方が知っていないために、「投資=怖い=お金を失ってしまう=始められない、やらない」みたいな循環になっているのではないでしょうか?

まとめ

仕事柄、資産運用を取り入れることが当たり前だと思っていましたが、今回この記事を執筆するにあたり、一度フラットに「なぜ資産運用を始めていないのか?」と向き合って考えたところ、多くの方にとって、「頭では理解しているもののいざ資産運用を取り入れることのハードルが思っていたよりも高い」ことに気付かされました。

株式会社ウィンカムは以前の記事で「人を応援すること」を事業定義・経営理念に掲げています。

資産運用を始めたいけど「よく分からない」「資金がない」「怖い」という方の一歩を踏み出すことを全力で応援し、サポートさせていただきますので、ぜひお問い合わせください!

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